自動車の部品は3万点の部品から構成されているといわれます。
それだけあると類似したものがたくさん出てきます。
例えば左側助手席と右側運転席のシート。左ハンドル仕様と右ハンドル仕様。
ものすごい量の構成があります。どれがどれだかわからなくなりますし、間違って取り付けてリコール騒ぎにもなってしまいます。
では元請け会社は部品をどのように管理しているのでしょうか?
答えはこの部品はA社とB社とたまにC社 あの部品はX社とY社たまにC社と分けています。
つまり下請け会社を部品ごとに分けています。そうすることで下請け会社も特化されていき、その分野が得意になります。細かく細分化されると自分の他の会社にあまり競合がないことが分かります。あっても1社か2社でしょう。
それを左部分はA社、右部分はB社とそれぞれに発注します。どちらか一方ということはなく、それぞれに発注します。
そうすることで類似品の間違いを防止する措置をとっています。これはクオリティコントロールの一環で広く行われています。
だから競合はなくなることはありません。共存なのです。だから価格競争はやっても意味がないことになります。
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